New Alfresco Mobile Features for iPad and iPhone:
Alfresco Mobile 1.3 launched this week – that’s our fifth mobile app iteration in a year, demonstrating Alfresco’s continued commitment to providing the best mobile experience to our customers to ensure they receive the most up-to-date features to work with their content on their tablets and smartphones.
(Via Alfresco Global Feed)
またも、長期間にわたって放置してしまっていました。社長やエンジニアだけでなく、管理スタッフまでちゃんとBlogを更新しているというのに。
本当はWEMIについて書きたいんですけど、時間がなかなかとれなくて・・・
本題(?)に入ります。AlfrescoのiOSアプリが更新されました。新機能は、「暗号化」「一括アップロード」「メタデータ対応」とのことですが、注目すべきは「暗号化」ですね。企業システムにおけるBYODの問題に関しては、ざっくりと端末管理をがっつりと行っていくアプローチととにかく個人用よりも便利な公式アプリを企業側で提供することで無茶な行動を抑制していくというアプローチがある、なんて話を聞きますが、実際にはこの2つはどちらか一方だけを選んで集中すればOKという話でもないと思います。その意味でAlfrescoのモバイルアプリはどちらの方向性に対しても一定の目配せをしていると言えそうです。
タブレット端末が一般のPCよりもコンテンツの閲覧に関しては便利だ、という評価も一度はかなり固まっていたような気がするんですが、実際には複数の端末を使いこなすための心理的なオーバーヘッドもあわせて考えると、事態はそれほど単純でもありません。そもそもiPadその他のアプリケーションを書ける人は、がっつりとPCを使いこなしているわけで、「あんなことやこんなことまでノンプログラミングで!」とうたうビジネスソリューションを作っているのはプログラマ(=プログラミング言語を効率的に書ける人)、というのと同じ苦しさがありますよね。
久しぶりなので、快調に脱線してしまいました。
Alfrescoは今、タブレット端末でリポジトリ内の企業コンテンツを快適に・適切に閲覧し適切なリアクションを取っていくための環境整備を進めています。この流れの中で、安全性面に関して一歩コマを進めたのが今回公開されたバージョン1.3ということになります。PCベースで暗号化その他の情報漏洩防止ソリューションに投資しすぎて生産性を損なってしまっているケースに対しても、良い処方箋になるかもしれません。その様なケースでは、単純に低い生産性で我慢してモチベーションを下げていくか、下らない(?)ルールを迂回するために無駄なリスクをとるための抜け穴探しに血道をあげるか、という残念な流れに進みがちなわけで、ECMというコンプライアンス推進側でもあるベンダがこうした回答を用意するというのは必要かつ効果的なことだと思います。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
最近のコメント