Simply XML | Home: "Let the rest of your organization get the benefits of XML."
最近技術評価作業で協同作業をしていただいている会社さんの製品(と支援体制)に感銘を受けたので、特にオープンソース製品ということではありませんが、ご紹介したいと思います。
XMLで技術文書を作成するための標準規格(という説明で良いのでしょうか?)、DITAに対応したXMLオーサリング環境の選択肢として、「使い慣れたMicrosoft Wordで編集」を実現するソリューションです。DITA1.2のすべての表現に対応しているわけではないのですが、WordでWYSIWYG的な環境でDITAコンテンツを作れるということには一定の価値があると思います。XML以外のコンテンツ形式での編集を禁止したいがフル機能のXMLエディタを全員に配るのは非現実的、なんて状況はよくあるわけですし。
このContent Mapperという製品、残念ながら現時点では日本語に対応していないのですが、製造元のSimply XML社の迅速な対応により我々の評価環境ではすでに日本語(とECMリポジトリとの接続)がしっかり動作するようになっています。まだ、検証段階なんですがSimply XML社のメンバのレスポンスは非常に早く(一度、「今野球を見に来てるから帰宅時まで待ってくれ。あ、でも延長戦だ!」というメールが返ってきたことがありました。なんてアメリカンな・・・)、心強いです。また、彼らのライセンスサーバは使用許諾や課金状況をチェックするだけでなく、ソフトウェアモジュールやテンプレート類の配信管理の機能もあるらしく、バグの報告をする度に修正版をサーバにあげてもらい、次回起動時には自動的に問題が解決する、というフローになっています。Wordを利用!、というコンセプトはEUCよりに見えなくもないんですが、やはりDITA周りではこういったエンタープライズIT的な工夫がしっかりされているもんなんですね。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
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