昨日、”米国Liferay社CEO 来日記念セミナー”というタイトルで、セミナを実施しました。
予想よりも多くの方にご参加頂けました。アンケート調査等々を見る限り、概ね好評であったようなので、ほっとしております。(もちろん、Liferay製品がそれだけの魅力を持っているということであって、我々が具体的に何らかの価値を提供できるところにまではいたっておりませんが)
今回、CEOのBryan氏のスタイルやプレゼンテーションの題材を考慮して、専門の通訳の方ではなく英語に関してはまったくの素人である私が通訳を務めるという、ある種無謀な方式にチャレンジしました。ご参加頂いた方にはお聞き苦しい点が幾つもあったかと思います、この場でもお詫びしたいと思います。通訳というのはつくづく大変なお仕事であると痛感しました。現時点では、もう二度とやりたくない、という気持ちと、次にチャンスがあればもう少しまともな通訳ができるのではないか、という気持ちの両方があります。
LiferayはAlfrescoと同じく、当該分野のシステム投資を検討する担当者あるいは責任者の方が無視することが許されない製品になっていく(あるいはすでになっている?)と考えています。何か余程特殊な事情が無い限り、今では業務アプリケーションの世界でも「オープンソース・オルタナティヴ」を製品選定の対象に含めることは避けて通れない道になって来ています。そこまで含めて初めて、「システム検討を誠実に行なった」と言える、という発想が広く共有されるようになってきたと感じます。
コンテンツ管理の要素を持つシステムを構築する場合、自前でコンテンツと属性・アクセス権の解決のロジックを開発するのはナンセンスです。かと言ってプロプライエタリの製品をエンジンとして使うとライセンス料が係る上に生産効率が下がる、また、つぶしの効かない特殊な技術での仕事になってしまうという問題があります。こうした場合、Alfrescoを採用して頂くのが、サポート体制と生産効率そしてコストの見合いを考えればベストである可能性が極めて高いだろうと言えます。(例外は自前で開発しても対処できるくらいにコンテンツに絡む要件が少ない場合くらいでしょうか)
同じことが、認証基盤との統合やパーソナライゼーション機能、ソーシャルコラボレーション機能などの要素を持つシステムを構築する場合、Liferayに対して当てはまります。Struts2やSpringなどのいわゆる標準的なWebアプリケーションよりもさらに具体的な道具立てが揃った、高水準フレームワークとして利用できます。この使い方に関して、Bryan氏も再三プレゼンテーションの中で強調していましたが、私も今後、より分かりやすい実例などをご紹介していきたいと思います。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
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