Documentum was the poster child of Geoffrey Moore’s books “Crossing the Chasm” and “Inside the Tornado”. Documentum’s “technical discontinuity” was the virtual document that was used for drug submissions and derivatives contracts …
[From Ian’s Blog on Open Source Marketing » Blog Archive » The Impact of the 3 C’s of Open Source Marketing on Documentum]
EMCのDocumentumチームがInformation Intelligence Groupに名前を変えたというニュースを、元記事のAlfresco社CMO Ian Howells氏のBlogで初めて知りました。EMC社のWebサイトを見る限り製品名としてのブランドは維持されるのではないかと思いますが、5年前に比べるとECM業界もだいぶ変化してきた、という実感を新たにします。
Ian氏曰く、Documentumはヴァーチャルドキュメント機能により新薬申請の分野で「キャズム越え」を果たした伝統的ソフトウェア企業のいわば代名詞というべき存在だが、市場が”オープンソースマーケティングの3つのC”の影響下にある現在では、その存続すら危ぶまれる、と。
競合関係にあるわけ企業のしかもCMOの言う事を鵜呑みにしても始まりませんが、この3つのCというのが気になりました。新人の頃、コンサルティングファームのトレーニングで出くわしたいわゆる3Cフレームワーク(Customer、Competitor、Company)とは違うもののようです。
Here you commoditize the market, consumerize the experience and dramatically lower cost
Commoditize(日用品化・共用化)、Consumerize(一般消費者向けにする)、Cost(コスト)で3C、と。フレームワークではなくシンプルな状況の記述です。結局価格の話になってしまっているのは、あまり面白くないような気もしますが、現在のソフトウェア業界においてはオープンソース・オルタナティヴによって市場がどう変化するのか、ということを幾つかのタイムスケールで予め予測して意思決定をする必要がある、ということはほぼ間違いのないことであるように思います。それは我々のようなサービス提供者側だけでなく、顧客サイドにおいても意思決定者にはほぼ同じレベルで求められる判断であるように思います。(他にも、クラウドとかSaaSとかっていうキーワードについても同様といえば同様の構造がありますが、、、)
(Ishii Akinori IT−Coordinator)
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