[From 2010 Content Management Predictions from Lee Dallas « Big Men On Content]
2010年予測の続きです。AIIMのJohn Mancini氏のBlogから参照されていた3つ目の記事になります。
- Open TextがさらにECMベンダを買収する
- SharePointがECM市場の細分化を促す
- 大手ECMベンダは「ECM」のベンダであるというブランディングを止める
- 第四四半期にはSharePointのアーカイブが大きなトピックとなる
- ECMクラウドのビジネスモデルへの熱狂は落ち着いていく
- WCMは以前として退屈なトピックであり続ける
元記事は、Big Men On ContentというLee Dallas氏Marko Sillanpaa氏の二人のコンテンツマネジメントを専門とするストラテジストによるBlogです。
Open Text社とMicrosoft社という2つの大きなプレイヤを中心にかなり踏み込んだ予測を立てていますね。大胆なだけでなく、確かにあり得そうな話でもあります。
ECMという用語そのものがマーケティング上の魅力を失っているという指摘には一定の説得力があります。我々も主に提案の場ではECMをすでに失敗した製品群と捉えていたり、逆に絵に描いた餅で未だ実現されていない製品コンセプトと捉えている方々とディスカッションをすることがあります。こうした反応はやはり、企業システムについて十分な知見を持っていると思われる方に多いという傾向があると思います。中身をよく知って頂ければ、客観的に見てECMを活用することが合理的な分野というのは色々とあるはずなのですが、提案の場となるとすでに具体的な課題を持たれていて、その課題の短期的な解決策を模索されているというケースが多いので、足の長い説明はし辛いという構造的な問題があるように感じています。(ECMの利用が合理的となるケースというのは、やはり評価の時間軸もそれなりに長くとった場合であることが多いという事情もありますし)
しかし、やはりECMとWCMっていうのは似ているようで分断されたマーケットなんですね。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
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