The Akbas Post — The Akbas Post:
SAP on the other hand said ECM would be next in their shopping list following the Business Object acquisition but they are known to have slow, bureaucratic culture.
こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。
CMSWireで読んだ記事のご紹介です。上記リンクは記者の方(Hakan Akbas氏)のBlogの方にしてみました。AutonomyによるInterwovenの買収の後、独立系のECMベンダで大手といえるのはAutonomy(エンタープライズサーチの大手ですが、InterwovenのWCMとコラボレーションツールを手に入れた以上はECMベンダと言ってしまって良いでしょう)とOpen Textの2社ということになるので、今後また大きな買収劇があるかもしれない、というお話です。
まず、AutonomyによるInterwovenの買収には、2003年にInterwovenと合併したiManageの顧客ベースも大きなモチベーションとして働いていたのではないか、と指摘しています。iManageは法律事務所を中心に広く使われていた製品で、Interwovenの現在の製品ラインにあるWorkSiteも機密文書の取扱についてはGartnerなどから高く評価されているようです。
- 約8億ドルの収益
- 大手ITベンダのスタックの隙間を埋める技術的な強み
- 優良顧客に対するクロスセリングの可能性
- (ECMベンダとしては珍しい)垂直型アプリケーション的な販売の実績
- Open Textと比する「ECM独立ベンダ」としての地位
Hakan氏はECM業界での自身のキャリアを背景に、多くのECM製品ベンダが技術的な関心事に気をとられ顧客の業界にあわせた垂直的なアプリケーション、ソリューションの展開にあまり強い関心を抱いてこなかった、と指摘しています。AutonomyによるInterwovenの買収はその点も含めて、以上のような点で「素晴らしい」買収といえる、とのことです。
その上で、SAPやMicrosoftなどのいわゆる大手ITベンダが、このAutonomyとOpen Textという残る独立系ECMベンダの買収に興味を持っているのではないか、という話題に繋げています。Microsoftのこれまでの買収戦略からするとこの2社は少し規模が大きすぎるかもしれませんし、SAPはBusiness Objects買収後はECMの領域がターゲットになると言ってはいるもののあまり動きの素早い組織ではない。このあたりの分析は次の投稿で、、、だそうです。
AlfrescoはVCの絡みでSAPとは関係がありますし、社長のJohn Powellは元々はBusiness Objectsの人間です。顧客ベースですとか実績という意味では立ち位置は異なりますが、技術的なアドバンテージや他社製品との連携のさせやすさというメリットは明らかですので、このあたりの議論は非常に気になるところです。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
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