Alfresco社、Eclipse ファウンデーション、Coverity社、Ingres社そしてカナダの法律事務所であるGowlingsがスポンサーとなって、“Which Open Source License Is the Best”というディベートを行うそうです。AlfrescoのWebサイトに告知が出ています。8月31日、場所はオタワだそうです。(さすがに気軽に参加できるイベントではありませんが、面白い試みだと思うので、記事のご紹介だけ)
イベント自体はThe Free and Open Source Learning Center (FOSSLC)が主催するようですね。
論者のプロフィールも紹介されているのが、簡単に日本語化して書いておきます。
Matt Assay氏。Alfresco社のVPでオープンソースビジネスストラテジスト、です。ここではあまりくどくど紹介する必要もありませんね。この議論を通じて、ビジネス上適切なライセンスを選択するためのガイドポイントを確立していきたい、と発言しています。(イベントの公式サイトではGPLの立場からの発言を期待されているようですね)
Mike Milinkovich氏。Eclipseファウンデーションのエグゼクティヴディレクタです。恐らくはEclipse Public License(EPL)を代表する立場から発言することになるのではないかと思います。自由であることがキーになっていることはすでに広く同意が取られていると思うが、オープンソースのライセンス形態についてはまだまだ議論すべき多くの「ニュアンス」がある。ライセンスの選択から派生するビジネス上の価値についても、こうした議論から学ぶべきことは多いだろう、というようなコメントを寄せています。
David Maxwell氏。Coverity社のオープンソースストラテジストにしてNetBSDファウンデーションのボードメンバです。当然、BSDライセンスを代表する発言が期待されているということになるでしょう。プロプライエタリとの違いについてもまだ十分に世の中に認識されているわけではない、という認識や、BSDライセンスを代表することにはなるだろうがそれだけに拘るわけではなくこの議論に取り組んでいきたい、というコメントを表明しています。
その他司会(GowlingsのThomas Prowse氏)や審判を務める4人についても、イベント公式サイトで紹介されているようです。
後で、結果の共有資料などが出てくることがあればまたご紹介したいと思います。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
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