ConnectedWeddings.com
こんにちは。aegif技術担当役員の石井です。
先日もご紹介した通り、Alfrescoは企業向けシステムとしては珍しく、SNSサービスのFacebookとの連携を実現しています。Facebookは国内の主要なSNSであるmixiなどとは違ってそのシステム内に日記などのコンテンツをためていくというよりは、各種の外部Webアプリケーションへのインターフェースを集約する個人向けポータル的な利用がなされています。ユーザはFacebookにさえログインすれば複数のアプリケーションからの情報を一覧でき、またFacebook上で繋がっている友人知人とそのアプリケーションを共有することもできます。アプリケーションプロバイダはFacebookの豊富なユーザ層が潜在顧客となり、またSNSならではのユーザ同士の人間関係にのった展開も期待できます。
今回発表されたのはAlfrescoそのものへのアクセスを提供するという話ではなく、このエコシステムにのった新しいサービスがその基盤としてAlfrescoを採用した、というニュースです。ConnectedWeddings.comというサービスで、Facebook上で結婚式の準備を進められるというもののようです。案内を送ったり、会の写真を共有したり、と色々な展開が期待できそうです。
国内でもAlfrescoを基盤としてSaaSモデルで新しいサービスを立ち上げるという事例が増えてきています。顧客のデータを格納する保管庫として一定以上の安全性を確保するためにAlfrescoを活用し、認証基盤やユーザプールを(あるいはGUIも)Facebookに任せるというコンセプトは非常に合理的です。今後はこういうスタイルのサービスが増えてくるのではいかと思います。
(文責 Ishii Akinori ITC)
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