リンク: Open Source Licensing at Alfresco.
先日、石井がBlogに書いていますが、AlfrescoのCommunityライセンスがGPLへと移行しました。今までのMPLとGPLの大きな違いは、「ソースコードに変更を加えたら、その変更点をコミュニティにオープンにしなければならない」ことです。ただし、GPLが適用されるケースは限られており、問い合わせをいただいていますので、簡単にポイントをまとめておきたいと思います。
1. 移行したのはCommunityのみ
Enterpriseについては別途商用ライセンスを用意しています。
2. GPLが適用されるのは再頒布する時のみ
通常に社内や組織内で利用する場合は特に気にする必要がありません。
→1&2により、ほとんどのユーザの方は今回のGPL移行の影響を受けることはありません。
3. OEMライセンスを用意
Alfrescoを自社のプロプライエタリ製品に組み込んでビジネスを行おうと考えている企業のために、OEMライセンスを用意しています。
4. FLOSS Exception
MySQLなどと同様にFLOSS例外条項がついています。Alfrescoが指定したOSI(Open Source Initiative)承認ライセンスを適用すれば、GPLの例外となります。
5. GPL version 2
MySQLやLinuxカーネルと同様に、Alfrescoのライセンス供与に効力を持つのはGPL version 2だけです。現在も議論中のGPL version 3が完成した段階で、version 3を適用するかどうかアナウンスがあるようです。
他にも、ライセンスについてお問い合わせがあれば、随時このBlogに載せていきたいと思います。
(文責 Kano Shonosuke)
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