[From あの技術はもう寿命か?「ITマーケット時計」ガートナーが発表 - Publickey]
「ハイプサイクル」を発表しているガートナーから新しいチャートが公開されたようです。
Advantage → Choice → Cost → Replacementというライフサイクルをぐるっとまわる形の時計型のチャートです。(リンク先のPublickeyでは先進、選択肢、お手頃、リプレースという訳語をあててますね)
Advantageの定義は、時計で言えば12:00から3:00、エマージング市場から次のステージまで。需要が少ないため競争も少ない。市場でのポジションは評価対象とならず、購買活動はそれが提供する価値そのものを評価した結果でのみ実施される。
Choiceの定義は、時計で言えば3:00から6:00、初期メインストリーム市場に至るまで。需要の成長スピードはこのフェーズがもっとも高く、それに応じて価格も落ちていく。
Costの定義は、時計で言えば6:00から9:00、初期メインストリーム市場から成熟メインストリーム市場まで。コモデティ化が急ピッチで進む。購買活動は主に価格を重視して行われる。
Replacementの定義は、時計で言えば9:00から12:00、レガシー市場を通過して市場の終焉まで。購入するにしても運用するにしても技術がメインストリーム市場から外れてしまっているためコストが膨らんでいく。ビジネス要件を満たすめ多くの顧客が代替案を求めているという状況になる。
ReplacementにはCRTモニタ(ブラウン管)とWindows 2000が挙がっています。これは確かに納得できます。デスクトップPCがCostからまもなくReplacementに入ろうとしている、というのは据え置き型作業環境の優位性を信じる古いタイプの人間としては少し危機感を感じますね。(仕事上のメインマシンはMac Book Proなのですが、自宅では外付けモニタを利用してデスクトップ的に使用しています。このやり方が結局もっとも生産性が上がると思うので)
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)
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