Alfresco日本語Webサイトの立ち上げが遅れており皆様にはご迷惑をおかけしています。Alfresco2.0とWCMのリリースと共にイギリスのAlfrescoのHPも様変わりをしており、翻訳に時間がかかっています。3月中を目処に頑張っていますので、今しばらくお待ちください。
Webサイトと同様にAlfrescoのドキュメンテーションも同時並行で翻訳を行っております。現在の最新のドキュメンテーションはAlfresco1.4のものですが、インストールガイドとユーザガイドは翻訳が完了しています。日本語版をお望みの方は、[email protected]までご連絡ください。その他のドキュメンテーションも翻訳が完了次第お知らせいたします。
(文責 Kano Shonosuke)
ほかのWAMP系の文書管理システム (KnowledgeTree http://www.knowledgetree.com/) を自力でUIを英訳してごく最近まで評価していました。
本日、たまたま alfresco が検索で Hit してきたので、ちょっと見てみようと思って、Community版のWindows Installerをダウンロードしてみたのですが、McAfee VirusScan に駆除されてしまってファイルが得られません (2.1RC、2.0、1.4 全滅) でした。
2.1RC Tomcat版をダウンロードしてきて中身をスキャンしてみましたが、service.exe が感染していると表示され、これもアウトです。
軒並み PrcViewer なるマルウェアに感染しているとのことでした。
2.1RC のWARのZipはさすがに感染していませんでしたが、WAMPのもののインストールは一連の文書管理システムの評価で慣れてきたのですが、Java系のものは初めてですので、評価以前に頓挫している次第です。まずは当りをつけようという段階ですのでお手軽にインストールできるのが評価の俎上に乗る条件なのですが...
そこで質問なのですが、御社で翻訳されたマニュアルというのは、WARのものをWindowsマシンにインストールする手順は含まれているのでしょうか?
まだ御社のビジネスに繋がる可能性がかなり低い状態での質問で申し訳ありませんが、もしよろしければご回答ください。
(ただしマルウェア感染がMcAfeeの誤認識でなかった場合は、その時点で採用の可能性はなくなってしまいますが... ほかの皆さんは使えているようですので、そのようなことはないと思います。)
投稿情報: 柴田 雅之 | 2007年7 月 6日 (金) 18:35
コメントありがとうございます。
aegifの戸谷です。
こちらで調査したことろ、
mcAfee等のいくつかのウィルス対策ソフトでは
alfresco以下のprocess.exeを
悪質ソフトとして駆除してしまう可能性があることが分かりました。
以下URLをご参照下さい。
http://forum.higaitaisaku.com/viewtopic.php?p=9148&sid=57cf4734f4a09aba1ec6269163d09152
ご質問のWARファイルからのインストール手順についてですが、1.4時点のインストールガイドがありますので別途送付いたします。
ただ、今回のケースで簡単にセットアップすることを考えると、warファイルからではなく、tomcat版もしくはexe版を利用するのが良いように思います。ファイルを展開後にprocess.exeがmcAfeeにより削除(駆除)された状態でも、alfrescoの終了処理中で行われる、(PDF変換処理等オプションで使用する)OpenOfficeの終了処理以外の全ての処理は正常に機能します。
もしPDF変換等でOpenOfficeを使用される場合にも、終了時にタスクマネージャ等から手動でOpenOfficeを終了していただければ問題ありません。
よろしくお願いいたします。
投稿情報: totani | 2007年7 月 6日 (金) 19:57
素早い回答ありがとうございます。
インストールガイドもありがたく受領させていただきましたが、お薦めいただいたとおり、とりあえずネットワークケーブルを抜き、Prcviewer(検出名 インストーラの中身のファイル名はこの時点では不明)の検出を止めてWindowsインストーラでインストールしました。
その後検出を復活させたところ、予想どおり service.exe (とインストーラ)が駆除されました。
本日は時間がありませんので、ローカルドライブ以外のメモリやレジストリに強制スキャンをかけ問題ないことを確認し、ネットワークに繋ぎました。
ローカルドライブイメージのものは実行しないと影響はないと思いますので、Alfresco インストールフォルダ以外に何か作られていてもとりあえず問題ないと判断し、来週の Alfresco 調査のための起動以前にローカルドライブスキャンをする所存です。
ちょっと慎重なのは、インストーラの exe ですと、問題の件のファイル名が確認できないので、Tomcat 版 Zip で検出され、予想した service.exe は駆除されたものの、たまたまそれ以外に感染していてもその可能性を否定できないためです。
ですので、実際に評価させていただくのは来週になります。
色々ありがとうございました。
投稿情報: 柴田 雅之 | 2007年7 月 6日 (金) 21:32
先のコメントで申し上げた方法でインストールし、さきほどローカルドライブの VirusScan での全スキャンを完了しました。
無事起動できましたので、これから評価してみます。
1st インプレッションとしては...
先日まで評価していた KnowledgeTree (http://www.knowledgetree.com/) と比べて
・機能的には非常に似ている。文書のチェックイン/アウト、バージョン管理、文書ディスカッションやワークフローのサポートなど。
・CPU 使用率が低め。起動時は高めで、安定してからの瞬間使用率は、ピーク使用率はあまり変わらないが幅が狭い (処理が速い?)。
・アイコンが多用され UI のセンスがよいように思う。KnowledgeTree は、ちょっともっさりしているが、プリミティブな UI なのでわかりやすい面もあり、直接の比較は難しい。同じことを実現するための操作ステップ数は、直接の比較は難しいが alfresco が今のところ少なめに思える。
・文書の IE へのインライン展開では、alfresco の方が対応度が高い。ただし時々文書が見つからないというエラーになる。一時ファイルもファイル名の後ろが切れたりした。KnowledgeTree もエラーが起こるところはそれなりにあったので特に比較して悪いという状態ではないが、実際に使う段には少々不安。
・日本語化率は、さすがに alfresco の方が高い。過去に少し翻訳されただけで放置されていた KnowledgeTree と比較しては失礼かと思うが。ただ KnowledgeTree は当方の評価時にざっと日本語化したのでそれよりは日本語化率は低く、少し面積として英語が目立つ。(解決できる問題だと思います)
・KnowledgeTree もインストーラ一発起動できた。VirusScan の問題がなければ、alfresco もインストーラ一発で起動できたと思われる。他のサイトアプリと共存させるのは、こちらの知識の問題で LAMP/WAMP アプリより辛いが、サーバーを独立させるのなら十分な出来。
Share Point Services (Server ではないです) と比べて
・インストールは、alfrecso の方が多分楽。
・Share Point の方が高機能。ただし機能多すぎて使う方がパニックになる可能性があるソフト。alfresco の方がシンプルでよくまとまっている (ような気がする。今のところ)。UI の出来というレベルでは同じくらいに見えるがそこに詰め込んだ機能の量とのバランスの差。
・うちの場合、たまたま Windows Server のクライアントライセンスが部署のメンバー数確保されているが、いくら Share Point Services 自体が無償でも、実運用となると SQL Server も Express (無償版) では無理なので、DB のクライアントライセンス料がかかる。ワークフローなどに凝ろうと思うと、Share Point Server (有償) 必須。
・日本語化の度合いは、当然 Share Point。ただし意外に日本語になっていても意味不明や慣れの必要なものが多いので、alfresco が一方的に不利とは思えない。...のだが、英語の面積が広いと使う人たちが尻込みするので、今の状態だと印象的には alfresco は損。
周辺に広げるなら、もう少し手を入れて日本語化したいところです。最初の印象でこけるとそこから先に話が進みませんので。
投稿情報: 柴田 雅之 | 2007年7 月 9日 (月) 15:59
詳しい評価コメントをいただきありがとうございます。
・「文書のIEへのインライン展開」は、IE上へOfficeコンポーネントをスナップインした形でOffice文書を表示することを指していますか?「文書が見つからない」問題についても詳しく状況を説明いただければこちらにて調査し不具合であればAlfresco社にレポートいたします。
・share pointとの機能比較に関して、具体的にどの辺りが高機能と思われたのか、参考までに教えていただけますか?弊社そしてAlfresco社にとっても貴重な情報になると思っています。
・日本語化に関しては、現状我々の努力が足りない部分もあり、日本語化が追いついていない部分も出てきております。今まさにリリースされた2.1対応のランゲージパックを作成していますのでお待ち下さい。作成できましたらこのBlogにも投稿いたします。
投稿情報: totani | 2007年7 月 9日 (月) 17:54
・文書のIEへのインライン展開
おっしゃっておられる機能のことです。KnowledgeTree では、開く/保存の確認出るタイプのみですが、Alfresco は、展開できるものは展開して表示されてます。テキストなどは中で編集までできるようですね?
OOoのファイルは期待しましたが、インライン編集までは...ですね。 KnowledgeTreeと同じく、PDF出力に使っているだけでしょうか。
インライン展開でファイルが見つからない旨報告しましたが、こちらの錯誤でインラインでない、開く/保存の確認で開くをやるとファイルが見つからない状態になります。これはKnowledgeTreeでも同じですので、Alfrescoのせいではないかも知れませんが、機能としてコピーをダウンロードするというものなら保存を選びますが、表示だけの機能なのに保存は普通選ばないので、ちょっとここははまります。
それ以外に見つけた不具合(と思われるもの)のメモです。
投稿情報: 柴田 雅之 | 2007年7 月11日 (水) 17:00
aegifの戸谷です。
詳しくコメントいただきありがとうございます。
内容が盛りだくさんですので、1トピックずつ返信いたします。
・文書のIEへのインライン展開
ご指摘の通りOpenOffice文書であってもインラインでの表示及び編集はできません。ちなみにインライン表示自体はAlfrescoというよりはWebブラウザがサポートする範疇だと思います。
「開くを選択してファイルが見つからない」問題もブラウザとファイルを開くアプリケーション(およびOS)との連携の方法に依存しますので、Alfresco側ではコントロールできない部分です。
実現したいことが、通常のフォルダの場合と同じように、ファイルの表示、編集したいということであれば、CIFS(Windowsの共有フォルダ形式)でもAlfrescoのスペースにアクセスすることができますので、一度試してみて下さい。通常は、"_A"のような形式でネットワーク上に見えると思います。
投稿情報: totani | 2007年7 月11日 (水) 20:45
一部報告を訂正します。
> プレビュー(○にiの方)は日本語が文字化けする。
Shift-JIS テキストをデフォルト?のUTF-8で登録したものを見てました。正しく Shift-JIS で登録したものは正しく表示されます。(一部フォントがないのか□などに化けているような...)
ただし表示する機能の場所によっては、その状態でも正しく表示されるので、IE の自動判断に頼っているところと、明示的にコントロールしているところがあるようですね。
> OOo Writer文書をIE内表示(編集ではなく = Document List でファイルアイコンをクリック)しようとすると何も表示されない(グレー背景のみ表示)。
OOo のファイルをそもそも IE 内に表示するには、何かしないといけないような気がしてきました。PDF 表示などではプラグインが必要ですから、それと同様の状態になっていないのではないかと思います。もう少し調べてみます。
> Shift-JISテキストをIE内表示(同上)させると文字化けする。
> #しかし何故プレビューとIE内表示と両方出るのかは理解できない。
これもエンコード指定が悪かったわけですが... CIFS や WebDAV 経由だとそれでも正しく表示される (IE が判定している?) ようです。登録時のエンコードの指定で、よく使う Shift-JIS が結構下の方にあるので、できれば登録時にエンコードの自動判定してほしいかなという気がしました。
またプレビューと IE での表示の2つが同時に出る件ですが、アイコン以外のその表示領域をクリックすると、下にプレビューが出ることに気づいていませんでした。ちょっと意表をついているのと、アイコンクリックで IE 表示するなら、プレビュー表示の方は抑制できたらよりスマートだという点については変わりませんが、何故そういう動きなのかという点については理解しました。
Share Point ほどではありませんが、どこをクリックしたらどういうことが起こるか、自分がどこにいるかが推測しにくい方の UI だと思いますので、慣れるまで時間がかかりそうです。
投稿情報: 柴田 雅之 | 2007年7 月12日 (木) 14:48
aegifの戸谷です。
昨日のコメントのつづきです。
・プレビューに関して
コンテンツの隣に表示される○にiのinfoボタンは、Alfresco2.1から追加されましたが、ページの再読み込みを行うことなく文書の属性や文書の一部を表示するものです。こちらは文書の中身を確認するというよりは、素早く文書に関する様々な情報にアクセスする、といった意味合いのものなのかな、と理解しています。
・「My Homeの文書が空になってしまう」不具合に関して
Webブラウザ上の戻るボタンを使ってスペースの移動等を行おうとすると、alfrescoはURLで前の状態を記憶している訳ではないので、移動に失敗することがあります。さらに、戻るボタンを押した場合には、直後にスペースへのリンクをクリックしても一度目では意図したスペースに移動できないことがあります。
今回の状況がこれに合致するかどうかは分かりませんが、可能性としてはあり得るのではないかと思います。
投稿情報: totani | 2007年7 月12日 (木) 18:59